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道の駅の話 第27話 道の駅みなまた(熊本県) [最近のお仕事]

 熊本県南部の「道の駅みなまた」を訪問しました。

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 水俣病で有名になってしまい、悪いイメージが付きまとう水俣市。住民が悪いわけではないのに、その歴史はつらくて悲しいものです。道の駅があるエコパーク水俣は、その被害が最もひどく水銀を含んで汚染されたヘドロを封じ込めるために海を埋め立てられて出来た公園です。「エコパーク水俣」には道の駅を始め水俣病資料館、熊本県環境センター、水俣病情報センター、水俣病メモリアル、運動公園、親水護岸、バラ園などが整備されています。

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 道の駅みなまたは、登録前までは水俣市の物産館として営業をしていましたが、南九州西回り自動車道のICが水俣市に出来ることで、道の駅申請を行い認可されたそうです。

  水俣病による環境被害や風評被害で大損害を被った水俣市ですが、現在では環境都市として先進地になっており国が「環境モデル都市」と認定した全国6自治体の一つとなっています。ちなみにゴミ分別種類数は22種類と、全国でも最も細かいレベルです。水俣市の農業についても風評被害で大打撃を受けたが、水俣病の経験を踏まえ環境を大切にする地域一体のまちづくりの下、農薬・化学肥料を使わない農業が広がり、その一環として甘みがあって生でも食べられるサラダたまねぎのブランド化や、無農薬で作った茶、柑橘類など日本有数の産地となり、全国的にも高い評価を得ています。

 道の駅ではそういった高い品質の地元産野菜や果物類の販売をおこなう観光物産館「まつぼっくり」、地元産野菜や特産の太刀魚を使って、地元のおばちゃんたちが作る料理を提供する「たけんこ」というレストランが主な施設です。道の駅の隣には、24時間使用可能のインフォメーションセンター、バラ園などがあります。特にバラ園は5月と10月見頃となるそうです。

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 道の駅運営は水俣市とJA、商工会が出資して設立した「(株)みなまた」(三セク)が担当しています。

 最後に案内をして下さった係の方から伺った話で特に印象が残ったのが、むかし水俣市を通るバスが市内を通過するときは「窓を閉めてください」と言っていたエピソードや、他市で水俣市の人が公衆浴場に入ったら、ふろの湯を全部抜かれたなどのひどいエピソードを聞きました。係の方自身も、東京で働いていた頃、出身地を尋ねられた時に「水俣」とは言えず、熊本県の南の方と誤魔化していた頃があったそうです。近年でもテレビ番組「どっちの料理ショー」で特選素材としてサラダ玉ねぎが登場した際、生産地として「水俣市」が隠された事実も聞きました。ほんとにひどい話です。

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